nis --- Sun の NIS (Yellow Pages) へのインターフェース

バージョン 3.11 で非推奨、バージョン 3.13 で削除予定: The nis module is deprecated (see PEP 594 for details).


nis モジュールは複数のホストを集中管理する上で便利な NIS ライブラリを薄くラップします。

NIS は Unix システム上にしかないので、このモジュールは Unix でしか利用できません。

利用可能性: Emscripten でなく、WASI でもないこと。

このモジュールは WebAssembly プラットフォーム wasm32-emscriptenwasm32-wasi では動作しないか、利用不可です。詳しくは、WebAssembly プラットフォーム を見てください。

nis モジュールでは以下の関数を定義しています:

nis.match(key, mapname, domain=default_domain)

mapname 中で key に一致するものを返すか、見つからない場合にはエラー (nis.error) を送出します。両方の引数とも文字列で、 key は 8 ビットクリーンです。返される値は (NULL その他を含む可能性のある) 任意のバイト列です。

mapname は他の名前の別名になっていないか最初にチェックされます。

domain 引数は検索に使うNISドメインを上書きできます。指定されなければ、デフォルトNISドメイン内が検索されます。

nis.cat(mapname, domain=default_domain)

match(key, mapname)==value となる keyvalue に対応付ける辞書を返します。辞書内のキーと値は共に任意のバイト列なので注意してください。

mapname は他の名前の別名になっていないか最初にチェックされます。

domain 引数は検索に使うNISドメインを上書きできます。指定されなければ、デフォルトNISドメイン内が検索されます。

nis.maps(domain=default_domain)

有効なマップのリストを返します。

domain 引数は検索に使うNISドメインを上書きできます。指定されなければ、デフォルトNISドメイン内が検索されます。

nis.get_default_domain()

システムのデフォルトNISドメインを返します。

nis モジュールは以下の例外を定義しています:

exception nis.error

NIS 関数がエラーコードを返した場合に送出されます。